SPU-3DAの外観

弾丸など高速飛翔体がある位置を通過するタイミングを検出する装置です。面状の光スクリーンのなかを飛翔体が通過するとパルス信号を出力します。高速度写真撮影のタイミングをとることや、2台以上のフォトスクリーンを用いて飛翔体の通過時間を導くことができます。

SPU-3DAのおもな特長

  • 面状のセンサ(500mm×300mm)なので、弾丸のように通過地点がぶれる場合でもタイミングをとらえることができます。
  • 連射時の弾丸測定も可能です。
  • 収納ケース(985mm×488mm×405mm)により持ち運び、野外での実験にも対応できます。
  • 飛翔体の速度・大きさや硝煙の影響などに適した検出感度レベルの調整ができます。
  • 装置がシンプルなため、故障が少なく取扱いが容易です。
  • 実験に先立ち、センサ機能のチェックが行えます。
  • フォトカプラーの使用で外部ノイズに対しても影響を受けにくい装置です。
  • 撮影対象の飛翔体が、高速の場合は、短閃光時間のストロボMS-230DAなどを、光量を必要とする場合はPS-240Dなどを選択できます。
  • パルスジェネレータFG-310を用いると、ストロボ発光のタイミングをコントロールし撮影することができます。
  • パルスジェネレータFG-320を用いると、連射時における各々の弾速を簡便にとらえることができます。

実射弾丸の写真撮影およびスピード測定のための機器構成例

実射弾丸の写真撮影およびスピード測定のための機器構成例

SPU-3DAのおもな仕様

型式 SPU-3DA
検出機能・方式 範囲:縦 500mm×横 300mm
速度:50m/sec~2000m/sec
対象物:直径5 mmの球体より大きな不透明体
検出感度可変:0.2 V~2.0 V、0.2 Vステップ、10段階
出力信号 1 Vpまたは5 Vp 正パルス波
パルス幅 500μsec~1000μsec
出力インピーダンス 約200 Ω
約100 Ω 50個のフォトトランジスタについて正常動作の場合、発光ダイオードが点灯
手動信号出力 押しボタンスイッチ(MANUAL)による
電源 AC 100V±10 V、 50 /60 Hz、 100 VA以下
寸法・質量 700(W)×800(H)×120(D)mm ・ 8.5kg

SPU-3DAの基本構成

フォトスクリーン
SPU-3DA
2 台(投光部・受光部)
電源ケーブル 2 本(ケーブル長 10 m)
信号ケーブル 2 本(ケーブル長 20 m)
投受光部間ケーブル 2 本(ケーブル長 0.85 m)
キャリングケース アルミ製トランク(985 ㎜×488 ㎜×405 ㎜)

SPU-3DAのオプション

大光量タイプ ストロボスコープ:PS-240D
ランプハウス:SLB-601など(閃光時間 40 μsec以下)
高速飛翔体向き ストロボスコープ:MS-230DA
ランプハウス:SLA-151Aなど(閃光時間 6 μsec以下)

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