アンデロンメータでできること

ベアリングが回転するときの振動をAnderon(アンデロン)という単位の量で測定し、ベアリングの総合的な品質を評価することができます。

アンデロン値で判ること

ベアリングの主な構成部品である内輪、外輪、転動体(ボール)の形状(うねり)や荒さについて総合的なできばえが判ります。また、アンデロンメータにヘッドフォンやオシロスコープを接続し、音響や波形の出力から保持器やシールを含む部品のキズやグリスのゴミなどの不具合を検出することができます。

アンデロンメータとオシロスコープを用いた測定の波形から判ること

内輪にキズがあると、一定の周期でスパイク(鋭く尖った形状)波形が現れます。
外輪のキズは、外輪の装着位置によってスパイク波形が現れます。ボールのキズでは、波高の変化するスパイク波形が現れます。グリスへのゴミの混入は、不規則なスパイク波形を生じます。

ベアリングの不具合要因の特定

ベアリングのキズやゴミは、アンデロンメータを使ってほぼ特定できます。直径の異なるボールの混入やボールの欠落も検出が可能です。
ベアリングの諸元で決まる振動成分を測定波形のスペクトラムと比較することで構成部品の問題を特定することも可能です。

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