日本経済新聞 2009年5月13日付記事

パワーフラッシュESS-PR01

【川崎】フラッシュランプやランプソケット、電源などを開発・製造する菅原研究所(川崎市、菅原重信社長)はポイントカードの印字・消去などに使う瞬時熱源として利用可能な集光型フラッシュ装置を試作した。閃光(せんこう)時間を長くし、高出力にしたため、一回の照射で感熱紙などを黒く反応させることができるという。「パワーフラッシュESS-PR01」=写真=は閃光時間を約千分の二秒と長くした。放電用のコンデンサーに充電した約百二十ジュールのエネルギーをランプに供給して発光させる仕組み。ソーラーシステムの受光部の検査や模擬実験にも活用できるとみている。菅原研究所は今回の製品化を機にフラッシュ装置の応用開発を強化する。産業用の瞬時熱源、分析機器、医療向けなど比較的大きな光量を必要とする分野での用途研究を進め、六月をメドに製品出荷を始める計画だ。一台当たりの価格は百五十万円程度になる見込み。

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